白鯨との闘い

白鯨との闘い。読んで字のごとくの映画です。ですが、それだけではありません。
白鯨との闘いを行う理由、それは鯨油をめぐった一攫千金の手段として捕鯨。
一度漁に出ると何年も家には帰れないという厳しさのある捕鯨という職業ながら、なぜそれをやるのか、それはお金のためですよね。
鯨油はお金になった、そのことが人間と鯨を闘わせることになります。
そして勝ち続ける人間。そのせいで、近海の鯨はほとんどいなくなってしまいます。
そんななか遠い海には鯨がうじゃうじゃいるんだよという情報と実際に鯨油を満タンにした船が帰ってくる。
そこでまた一攫千金のチャンスだと主人公達は遠い海を目指して航海をすることを決意します。
そして白鯨との闘いが巻き起こる。怒りに満ちた白鯨に敗北という二文字を突き付けられる主人公達。
ここまででこの映画は半分しか進んでいません。そこからの映画はどうやって生き残るのかということを描いています。
人間の一生として、お金を稼がなくてはならない。そこにリスクへと挑戦したいという欲が巻き起こり、命の危険さえもかえりみない。
その結果、実際に死というものに直面する。生きるためには死も覚悟しなければいけないという人生の不条理も感じさせるその現実。
人生というものをすごく感じさせる映画でした。
海にはロマンがあり、お金が埋まっているような感覚になりますが、その分命を奪うような凶暴性がある。
白鯨だけでなく、海、そして人生との闘いの映画です。おもしろかった。